真性包茎手術にかかる費用

包茎には様々な症状のものがありますが、自分で包皮をむくことができない真性包茎の場合には手術による治療が必要になります。真性包茎の治療が必要な理由や手術費用などについて、さらに詳しく確認してみましょう。

真性包茎を放置するのは良くない

真性包茎は様々な包茎の中で、最も症状が重いものになります。日本人男性の7割は包茎だとされていますが、その大半は自分で包皮をむくことができる仮性包茎であり、性行為や射精の際に直接支障をきたすことはありません。一方の真性包茎の場合には包皮の口が狭くなっているため、自分で包皮をむいて亀頭部分を露出することができなくなります。性行為や射精に支障をきたすことになるため、治療が必要になるのです。真性包茎については生まれつき(先天性)のものと、生まれてから何らかの理由で生じる(後天性)のものとがあります。生まれたばかりの赤ちゃんには真性包茎が多いのですが、乳幼児の包皮は柔軟で伸展性が高いため、成長に従って改善されることが一般的です。後天性の真性包茎については、包皮のただれなどが原因で発生することがあります。思春期以降になっても真性包茎の場合にはその後改善される可能性は少ないため、手術による治療が必要になります。真性包茎の場合には亀頭の周囲に汚れや臭いがたまり、不衛生になることが多いようです。さらにこれを放置すると亀頭包皮炎などを発生しやすくなり、放尿の際に痛みを感じることや全体に腫れや赤味が生じることがあります。その他には尿路障害や排尿障害が発生しやすくなりますし、また無理に包皮を引っ張って亀頭を露出しようとすると嵌頓(かんとん)包茎となり、亀頭部分が強く締め付けられてもとに戻らなくなったり、強い痛みを感じることがあるのです。

真性包茎治療の費用相場

現在は様々な美容クリニックが包茎手術を行っており、一般的な場合の費用は15万円から20万円程度が相場となっているようです。包茎には真性包茎と仮性包茎がありますが、仮性包茎の場合には性行為や射精に影響を及ぼすものではないため、医学的な見地からは手術の必要性は認められないことになります。そのため仮性包茎には健康保険は適用されず、手術の費用については全額を自己負担することが必要になります。一方の真性包茎は性行為や射精に影響を及ぼすものであるため、病気の一種だと判断され健康保険が適用されます。健康保険を利用して真性包茎の手術を受けた場合には、費用は1万円から5万円程度の範囲内に収まることが多いようです。ただし実際に健康保険が適用されるのは、泌尿器科で診察・手術を受ける場合に限られます。泌尿器科ではあくまでも機能の回復を目的として手術が行われるため、美容外科のように術後の見た目を考慮した施術を受けることは難しくなります。泌尿器科で手術をすると縫合の跡が目立ってしまうことや、包皮が余ってしまうことなどもあるようです。費用をできるだけ抑えたい人には健康保険が適用される、泌尿器科での手術をおすすめします。一方で自然できれいな仕上がりを希望する人の場合には、若干治療費がかかったとしても包茎治療を専門とするクリニックで手術を受けるのが良いかもしれません。これはあなたの一生に関わる問題となりますので、くれぐれも慎重に検討をしてください。

費用をかけてでも治療することのメリット

真性包茎の場合には手術による治療が必要です。上記でも解説した通り真性包茎には健康保険が適用されるため、一般病院の泌尿器科を受診すれば1万円から5万円程度の費用で手術を受けることができます。一方で美容クリニックで包茎の手術を受ける場合には健康保険の適用対象外となり費用の全額が自己負担となりますが、包茎専門のクリニックには費用をかけるだけの価値のある様々なメリットがあります。美容クリニックでは機能面についてはもちろんですが、さらに見た目の仕上がりにもこだわった手術が行われます。失敗の少ないクランプ法や術後の仕上がりが自然で美しい亀頭直下埋没法など様々な施術が用意されており、症状に合わせた最適な方法を選択することができるのです。美容クリニックでは包茎手術を希望する人のための無料カウンセリングを行っていますので、まずはカウンセリングを受けて質問や相談をしてみましょう。美容クリニックでの包茎手術は基本的に入院は不要で、その日のうちに家に帰ることができます。術後の患部のケアは自分で行うため通院は不要となりますし、自然に溶ける糸を使用した施術であれば抜糸の処置も不要です。違和感を感じる場合にはすぐに医師による診察が受けられるなど、術後のサポートについても万全となっています。男性の場合には銭湯やサウナなどで他人に見られる機会が多くなりますので、ある程度の費用がかかっても仕上がりが自然な美容クリニックでの手術がおすすめだといえるでしょう。

まとめ

乳幼児の真性包茎は成長に従って改善されることが一般的ですが、思春期を過ぎても症状が改善されない場合には治療が必要になります。真性包茎は病気の一種と判断され健康保険が適用されますが、より美しい仕上がりを期待する人には美容クリニックでの手術がおすすめです。

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