「カントン包茎」を放置することのデメリット
真性包茎も問題視されていますが、それ以上に問題なのがカントン包茎です。
カントン包茎は何とか露出させることが出来る一方で戻すことが出来ないケースがあり、それが問題です。
放置することは場合によって大変な事態を招きます。
カントン包茎とは
カントン包茎とは、包皮の部分が狭い状態になっていて、この部分が狭いことで亀頭などをきつく締めるような状態になるものを言います。
普段は一般的な包茎であり、排尿時など日常生活では普通に露出させることが出来るので真性包茎ではないと思う人がほとんどであり、仮性包茎であると感じる人が多いです。
ところが、性的興奮や性的な刺激を与えて大きくなった際に、包皮の先端が狭いままなので無理に露出させようとすると亀頭を締め付ける形になって血流障害を起こします。
カントン包茎が厄介なのは性行為の機会などが少ないと、特に問題を感じないという点です。
確かに真性包茎よりは問題に感じる機会は少ないかもしれませんが、万が一、性行為を行う際に大変なことになりやすいのはカントン包茎です。
思春期になると本来は包皮の部分も柔らかいことからうまく拡がりやすい状況になるものですが、それがなかなかうまくいかないためにカントン包茎の状態となります。
通常時は一般的な包茎なので、これまで特に問題だと思わなかった人が多いのも事実です。
また真性包茎と仮性包茎の2つがメインでカントン包茎はどちらのカテゴリーにあるかも分からなかったという人がいるのも確かです。
真性包茎は全く露出が出来ない状況なのでそれよりかは軽いのがカントン包茎です。
なので、真性包茎からカントン包茎、そこから仮性包茎という感覚で軽くなると思ってよさそうです。
ただ、いずれにしてもこのままではいけません。
カントン包茎のデメリット
カントン包茎の最大のデメリットは、戻らなくなる可能性がある点です。
性的興奮で大きくなり、自然と露出されるのが仮性包茎ですが、カントン包茎は自分の手で露出させなければなりません。
しかも、簡単に露出できないのがポイントでありその際に多少力を入れて露出することになります。
仮性包茎は戻すことが出来ますが、カントン包茎は戻りません。
すると、常に包皮の先端部分が亀頭を締め付けることになり、血流障害が起こるというメカニズムです。
血流障害が起これば亀頭の先端部分に血流が行かず、細胞が死んでいきます。
いわゆる壊死という現象が起こり、再び血流が始まってもその部分が機能しなくなり、最悪の場合は性機能に致命的な影響を与えることになります。
一方でカントン包茎の場合は包皮が戻らなくなるので腫れ上がるケースも出てきます。
その場合は急いで手術を行い、その状況を改善することになりますが、救急車で運ばれる際に精神的なショックを受けることは明らかです。
カントン包茎は真性包茎よりはやや状態がいいものの、包茎のデメリットである不衛生などの要素は備わっています。
通常時は露出が出来るので清潔にしようと思えば出来るので問題はそこまであるわけではないですが、朝立ちなどで大きくなってその際に何らかの影響で露出していた場合には大変です。
包皮が裂けて出血することもあるなど、何かとトラブルがおきやすいのもカントン包茎の特徴となっています。
カントン包茎の治療方法
実際に治療を行う場合ですが、保険適用がなされるので泌尿器科などで治療を行うのがおすすめです。
この場合には3万円程度で治療が行えるのであまり包茎手術にお金をかけたくない人でも安心です。
ただ、あくまでもカントン包茎の改善だけがメインであるため、見栄えは考慮されません。
なので、銭湯や温泉などで見られた際に手術をしたことは丸分かりです。
これが嫌だという人は病院ではなく、美容クリニックなどでカントン包茎の手術を受けることになります。
美容クリニックでは真性包茎と同じような手術を行います。
値段は10万円から15万円といったところです。
最初にどのように露出するかをデザインします。
この部分を切ればいいというのは医師も分かっているので、デザインを済ませてあとはその通りに切除するだけです。
時間はそんなにかからず、ダウンタイムの時期が終われば安心して露出できるような状態になり、性行為の際に戻らなくなったらどうしようと怖がる必要もなくなります。
包皮の先端部分を広げるようにする治療法というのも行われます。
ただしこれは子供を対象にしたものであり、元々皮膚の伸びがなくなりつつある大人には通用しないやり方です。
ステロイドの軟膏を塗り、お風呂で皮膚が柔らかくなったところで剥く訓練をするというのは子供などに行われる治療法ですが、大人がこれをやっても無意味に終わることが多いです。
なので、大人が治療する際には手術が一番です。
まとめ
万が一のことがおきれば大変なことになるのがカントン包茎ですが、手術を行えば確実に改善されることが言えます。
あとは腕のいい医師にかかり、手術によって性的快感が減退するようなことにならないよう、気をつけていけば大丈夫です。
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